中部北陸自然歩道紀行
自然歩道区間 須原駅〜大桑村歴史民族資料館〜自然歩道分岐〜(中山道)〜倉本駅〜木曽古道分岐〜東野〜吉野〜上松駅
<須原宿内と倉本駅〜木曽古道分岐が中山道と重複>
 4/30日に倉本駅まで歩いた際、駅周辺に確実な駐車場所が見付からなかった。そこで、駐車可能な須原駅からスタートして前回通らなかった大桑村歴史資料館を経由する中部北陸自然歩道も歩くことにした。倉本地区で中山道に合流するが倉本駅まで国道経由なので、前回同様倉本駅まで集落内(中山道)を通る。
 倉本駅から立町立場跡先の木曽古道分岐まで中山道と重なる道を進み、分岐する木曽古道を辿って上松駅へ向かう。木曽古道は、中山道が開かれる前に木曽の南北を結んでいた道でハイキングコースとして整備されているという。
 環境省の資料(※)には木曽古道についての記述がないが、上松町観光協会のWebサイトによれば木曽古道の吉野〜倉本駅方面が中部北陸自然歩道に指定されているという。
 観光協会Webサイト掲載の大まかな道筋しか情報がなく詳細なルートは不明。更に、数年前の土石流災害で東野地区南の荻原沢が渡れないという理由から、東野〜倉本駅は林道へ迂回するルートに変更されている。
 通交止め箇所は元々簡易な丸木橋が渡してあった所で、水量の少ない時期なら渡渉が可能な感じもする。現地で確認して渡れなければ戻って林道経由で東野へ向かうことにした。
 又、利用者の減少で踏み跡が薄くなっている可能性があるので現在地確認のためのGPSロガーも携帯した。
 吉野〜上松駅の区間に小野の滝や寝覚床、駒ヶ岳神社を巡る中部北陸自然歩道のコースがあるが、一日で歩き通すことは無理なので割愛してショートカットした。
※参考(環境省) F10<木曽ヒノキと浦島伝説の道>「上松宿 〜 駒ヶ岳神社 〜 寝覚の床 歴史民俗資料館 〜 定勝寺 〜 岩出観音 〜 JR大桑駅」
1 日  時 2016/5/8(日)
2 区  間 須原駅P〜大桑村歴史民族資料館〜倉本駅〜木曽古道〜吉野〜上松駅…P
3 歩行距離 須原駅P<1.4km>歴史民族資料館<5.4km>自然歩道倉本分岐<1.1km>倉本駅<1.0km>立町立場跡<1.5+(0.3)km>林道出合<1.6+(0.1)km>東野阿弥陀堂<1.8+(1.0)>林道出合<1.0+(2.0)km>風越山登山口<2.3km>木曽古道吉野起点<4.3km>上松駅…須原駅P 24.8km
4 所要時間 須原駅P7:20-7:50歴史民族資料館-9:22自然歩道倉本分岐-9:42倉本駅47-11:55荻原沢/昼食@12:04-12:39東野阿弥陀堂〜14:37林道出合/昼食A45〜15:28風越山登山口〜16:05木曽古道吉野起点〜17:28上松駅…18:18P 10時間58分
(内公共交通機関利用 47分
5 交  通 車・JR
(往)瀬戸市5:24〜7:15P  (乗継)上松駅18:02〜18:15須原駅  (復)P18:20〜20:57瀬戸市
6 駐 車 地 須原駅駐車場
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平28情複、第312号
この地図を更に複製する場合は国土地理院長の承認が必要である。
スライドショー@(PC) <大桑村歴史民族資料館> (スマホ) スライドショーA(PC) <中央アルプス> (スマホ)
7 メ  モ ・歴史民族資料館〜中山道倉本分岐の区間は、木立内の林道が中心で新緑の時期は心地良い歩きができる。一方木曽古道は、荻原沢付近と吉野集落内に風越山や中央アルプスを眺められる所があるが殆ど山道である。その山道も踏み跡が薄くなっていて、熊笹内では道の判別が難しく何度もコースロストに見舞われた。
・萩原沢の通交止め箇所付近は、河原にあったとされる左岸の道が消失していると思われる。河原へ出た所から上流側へ進めず、適当な場所で石の上を飛んで何とか渡渉できた。右岸も薮漕ぎ状態で殆ど進めず、崖を直登して正規の道に合流することになった。
・須原駅から倉本分岐までは自然歩道の道標、その先の木曽古道分岐までは中山道の道標が整備されで分かり易い。木曽古道区間は、自然歩道の道標と木曽古道の標識になるが、標識が朽ちたり無標識の分岐があったりして迷い迷いの行程だった。トイレは、倉本駅と阿弥陀堂、風越山登山口で利用できる。
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