夫婦二人の
 2014年11月に東海自然歩道を歩き終えて、歩行中に分岐点を見掛けた中部北陸自然歩道にも挑戦してみることにした。
 この自然歩道は、新潟県山北町から滋賀県大津市までの雄大な山岳景観や日本海景観など多様性に富むコースとして2001年(平13)春に完成した長距離遊歩道という。  
 コースは、中部北陸8県(群馬、新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、滋賀)に跨り総延長4,029kmもある。又、コースは1本のルートではなく、網の目のように広がっていて単純に歩き通せるようになっていない。自分たちの年齢から考えても到底全部は歩けないので一部のコースに限定した計画となった。
 居住地に近い中山道に沿ったコースがあることから、これらのコースを繋ぎながら北上して日本海を目指すことにした。
 中山道は東西を結ぶ主要な街道であり、名所旧跡が多く日本の歴史を築いた人々の活躍の舞台として多くの史跡が残っているのも魅力である。
 問題は、東海自然歩道に比べて入手できる情報が極端に少なく歩行記録を掲載したWebサイトもごく僅かなことである。コースマップを発行しているのは岐阜県のみで、最も長距離歩く長野県に至っては出発地・経由地・到着地しか分からない状況である。
 まずは分かりやすい岐阜県恵那市から歩き始めて、コース上の案内板や観光案内所で得た資料を参考にして次のコースマップを作成するという方法でスタートした。
 取り敢えずの目標として中山道沿いに歩いて小諸市を目指し、次の目標として可能ならば北国街道沿いに上越市へ向かうことにする。(▲印)
 今回も、可能な限り車でスタート地点へ行きゴール地点まで歩いて駐車地へ戻るという日帰りの日程を基本とした。
(福井県ホームページより引用、加筆)
経過@  2016/4/3に歩き始め、日照時間が長く快適な季節に出来るだけ距離を伸ばしたいという思いから毎週末に計画した。 4/16に長野県内に入りコース沿いの中山道案内板の地図から南木曾町と大桑村内では中山道とは別のルートになっていることを知る。
経過A  その後も案内板の地図や観光パンフレットなどを元にコースマップを作成することができ、好天に恵まれて毎週1日のペースを続けて入梅直前の6/4に岡谷市に到達。
  経過B  「中部北陸自歩道紀行」 Webサイト掲載開始(2016/7/13)
  経過C  和田峠から小諸市へ(2016/10/15〜11/20)
経過C  小諸市から新潟県上越市へ(2017/4/13〜11/3)
 中山道の場合と異なり北国街道と重ならない区間が多くなる。長野県内は資料不足で苦労するが新潟県に入ると妙高/上越両市の観光課にハイキングマップが用意されていて順調に進む。
経過D  「姥捨山更級紀行のみち」(2018/5/12)、「軽井沢木洩れびのみち」(2018/5/26)  長距離自然歩道踏破の締めくくりとして、見所の多いこれらの2コースを歩いた。
本コース東京方面 本コース大阪方面 北国街道コース