入道ヶ岳 〜ミノコバイモとアセビ群落を訪ねて〜
<井戸谷コース〜山頂〜二本松尾根コース(周回)>
2020/4/4(土)
 入道ヶ岳の登山は初めてであり、絶滅危惧種「ミノコバイモ」と県天然記念物「アセビ群落」の開花時期である三月下旬に計画した。
 椿渓谷キャンプ場入口の駐車スペース(約10台)が登山口に最も近いが満車なりやすく、行ってみてダメなら椿大神社の第三駐車場を利用することにした。
キャンプ場入口の駐車スペースは、午前6時40分時点で2台だったがすぐに3台・4台と埋まっていった。
・井戸谷ではやや遅めだながらミノコバイモなどの可憐な花々に出会え、山頂付近のアセビも満開だった。穏やかな日で霞はあったが山頂からの360度の眺めを満喫することもできた。
・特に、井戸谷コースを登り詰める直前に突然現れる広い笹原から見下ろす眺めは、予期していなかっただけに感動的だった。
・滑りやすい箇所が多いという情報から上りに井戸谷コースを選んだが、鎖やロープのある斜面は想像していた程でなく、手前の崖っぷちの細道の方が怖い思いをした。
・下りの二本松尾根コースは、転落の危険を感じる箇所はないが急坂のガレ場が数か所ありスリップへの細心の注意が必要。 
  ○歩行距離
   (含標高差)
椿渓谷キャンプ場入口P<0.4km>井戸谷1(登山口)<1.0km>避難小屋<0.5km>井戸谷5<0.8km>井戸谷降り口<0.2km>入道ヶ岳<0.3km>北の頭<0.2km>奥宮<0.4km>入道ヶ岳<0.4km>二本松7<0.9km>避難小屋<0.1km>滝ヶ谷分岐<1.4km>二本松1(登山口)<0.1km>P 6.7km
  ○歩行時間 椿渓谷キャンプ場入口P6:44-6:53井戸谷1(登山口)-8:18井戸谷5 8:37-9:31井戸谷降り口9:36-9:41入道ヶ岳10:15-10:22北の頭10:26-10:31奥宮-10:44入道ヶ岳47-11:00二本松7-11:36避難小屋-11:42滝ヶ谷分岐-12:36二本松1(登山口)-12:37P 5時間53分
  ○ 駐 車 地 椿渓谷キャンプ場入口の駐車スペース
<こちらにも掲載> http://https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2289111.html
この地図は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。
登山ポスト(愛宕社参道横)
椿渓谷キャンプ場入口P出発(6:44)
キャンプ場入口Pの標識
井戸谷コースは右へ
渡渉した先に
登山口の通報ポイント「井戸谷1」標識有り
「井戸谷3」先の転倒したら谷底へ落ちそうな道
足下の悪い所は三点確保?で慎重に通過
渡渉して右岸から左岸へ
前方の斜面に鎖(↓)が見える
鎖のある左岸斜面をトラバース
足下が滑り易いので鎖とストックで確保
井戸谷コースは多種の花が見られるのが魅力
ヤマルリソウ
ミヤマハコベ 避難小屋手前にも
ロープのある斜面のトラバース有り
避難小屋先の「死亡事故発生」看板
下山者への滑落注意だ! やはり下りは怖い…
ヤマネコノメソウ
左岸から右岸へ渡渉
ここから「井戸谷5」辺りで多くの花々が見られた
ミヤマカタバミ
朝早いので花が開き切っていない
「井戸谷5」・花の観賞(8:18-37)
この先から涸れ沢を登る感じに…
ジロボウエンゴグサ(紫)
ジロボウエンゴグサ(白) フクジュソウ
花が終わって子房が膨らんでいる
今日の一番の目当てのミノコバイモに対面!!
絶滅危惧II類 (VU)でここも数は少ない
カンアオイ
日傘を差したようで可愛い…
マルバコンロンソウ? フモトスミレ
花も背丈も小さいが端正な姿で存在感有り
タチツボスミレ
適応力旺盛で逞しさを感じる
「井戸谷6」付近のガレ場を登る
「井戸谷6」過ぎると
アセビが点在する広い笹原の急登になる
登りの連続で一休み(9:23)
笹原の中程から谷を見下ろす眺めは最高!!
井戸谷コース降り口(9:31-36) 鳥居が立つ入道ヶ岳山頂(9:41-10:15))
数十人のハイカーが訪れていた
山頂からは360度展望できる
<北>鎌ヶ岳・御在所岳、北の頭(中央右)
<南東〜北東>雲母峰(左)・鈴鹿PA(中央右)、濃い霞のため伊勢湾は見えない…
<南>NTT無線中継アンテナが立つ野登山(右) <南西>双耳方の仙ヶ岳(中央左) 山頂から眺める椿大神社奥宮 北の頭からの鎌ヶ岳・御在所岳
奥宮 山頂と奥宮の間にあるアセビ群落 アセビ(白) アセビ(ピンク)
ピンクの花の野生種を見るのは初めてだ
アセビ(白・ピンク) 山頂と奥宮の間の笹原 二本松尾根コース降り口(10:48) 通報ポイント「二本松7」
「二本松7」付近のアセビ群落のトンネル 「二本松7」と「二本松6」の間のガレ場の急坂
ロープ箇所・つづら折り
「二本松6」から避難小屋までの緩やかな下り 「二本松5」(滝ヶ谷分岐)付近の急坂(11:42)
その先のガレ場の急坂 「二本松3」手前まで続く急坂 「二本松4」辺りに多く見掛けたヤマアイ
フタリシズカに似るが花の形が違う
「二本松3」
「二本松2」手前で渡渉 二本松尾根コース登山口(12;36) P帰着(12:37)
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